禪院家の落ちこぼれシリーズ 【R18】クロスオーバー
第4章 爆殺神の彼は彼女を拾う 【ヒロアカ 爆豪勝己】
「…朝ごはん、作らなきゃ……」
「……そんなもん後だ」
爆豪は彼女の言葉を強引なキスで塞いだ。
昨日の事件の影を、彼女の脳裏から一瞬たりとも思い出させたくない。
その独占欲が、普段よりも彼を好戦的にさせていた。
爆豪は彼女を仰向けに転がすと、まだ赤みの残る胸元に顔を埋め、柔らかな膨らみを乱暴に吸い上げた。
「ん、あぁっ……! あ、っ、また……熱いのが……」
「当たり前だろ。……昨日だけで足りると思ってんのか」
爆豪の膝が彼女の脚の間に割り込み、ゆっくりと、けれど抗いようのない力で押し広げていく。
昨日、ヴィランに無理やり抉られた場所。
けれど今は、爆豪の確かな熱と質量が、そこを優しく占有していく。
「あ、ぁぁっ……! っ、んんぅーっ!」
結合の瞬間、いのりは爆豪の首筋に必死で縋り付いた。
内側から突き上げられるたび、恐怖の記憶は快楽の白光の中に溶け、消えていく。
彼に抱かれるたびに、彼女の身体は世界でただ一人「爆豪勝己に愛される女」へと作り替えられていく。
「……おい、俺を見ろ。……テメーを抱いてんのは誰だ」
「……かつ、き、くん……。……あなた、だけ……っ、あぁっ!」
爆豪の動きが激しさを増し、シーツが擦れる音と、重なり合う肌の音が部屋に響き渡る。
彼は彼女の涙を唇で拾い上げ、深い充足感と共に、彼女の奥深くへと自身の証を刻みつけるのだった。
「おい。朝飯、何が食いたい。……お前の好きなもん、何でも作ってやる」
「……うーん、勝己くんの作ったものなら、何でも。……あ、でも、もう少しだけ、こうしててもいい?」
朝からの激しい行為後、甘えるように胸元に顔を寄せるいのりを、爆豪は「……しゃーねぇな」と毒気を抜かれたように笑い、力強く抱き寄せた。
目の前にいるのは、命を懸けて自分を救い出し、一人の女として愛してくれる、世界でたった一人の「ヒーロー」だ。
「俺はヒーローだ。ヴィランだろうが、過去の呪縛だろうが……お前を泣かせるモンは、全部俺が爆破してやる。だからお前は、一生俺の隣で笑ってりゃいい」
「……うん。私、今、世界で一番幸せです」
いのりの瞳からこぼれたのは、悲しみでも絶望でもない、未来への希望に満ちた涙だった。