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禪院家の落ちこぼれシリーズ 【R18】クロスオーバー

第13章 呪われた彼は彼女に救われたい 【銀魂 土方十四郎】


携帯を叩きつけ慌てて彼女から自分を引き抜くと、そこからは受け止めきれなかった膨大な量の白濁が、滝のようにシーツを汚した。


「……すまねェ、……すまねェ、いのり……っ!!」


土方はボロボロになった彼女を抱き寄せた。
自分の意思ではないが、映像の中の男は紛れもなく自分の身体を使い、最愛の女を玩具のように辱めていた。


「こんな、……こんな……畜生以下のこと、……っ!!」


真選組副長としての矜持も、男としての誇りも、トッシーが残した卑猥な動画と、彼女の涙の前に粉々に打ち砕かれていた。
自分の肉体が、トッシーの人格に支配されていたとはいえ、彼女を「玩具」のように扱い、あろうことかその痴態を動画に収めるという外道な真似を許してしまった。


「土方、さん……っ、う、うぅ……っ」

「……このままじゃ、俺はいつか、本当にお前を壊しちまう。……あいつ(トッシー)は、三次元の女に……お前に、執着し始めてやがるんだ」


土方は血が滲むほどに唇を噛み締めた。
妖刀『村麻紗』の呪いを解くには、トッシーを満足させ、成仏させるしかない。
だが、今の状況で彼女を側に置いておくのは、あまりにも危険すぎた。


「……しばらくの間、お妙さんのところに身を寄せててくれ。……あそこなら、いざとなったら万事屋の連中もいる。……俺が、あいつを完全に消し去るまで……待っててくれ」


土方は嫌がるいのりを説得し、いのりを志村家へと預け、彼女の温もりが消えた屯所で、土方は孤独な戦いを開始した。


「お通ちゃん公式ファンクラブ決定戦」


それからの土方の変貌は、ある意味で凄まじいものだった。
彼は「トッシー」という人格を完全に受け入れ、そのオタク道を極めることで、内なる呪いを燃やし尽くそうとしたのだ。
ステージの上で、土方は万事屋の新八と、血を吐くような死闘を繰り広げた。
なりふり構わず羞恥心を捨て、ただ「オタク」としての頂点を目指す。
その執念が、ついに妖刀の呪い――トッシーの未練を上回った。


「………満足、……でござる……」


激闘の末、土方の瞳から虚ろな光が消え、静かにトッシーの魂が成仏していった。


刀の呪縛が解け、真選組副長・土方十四郎の魂が、完全な形で肉体を取り戻した瞬間だった。





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