禪院家の落ちこぼれシリーズ 【R18】クロスオーバー
第13章 呪われた彼は彼女に救われたい 【銀魂 土方十四郎】
「……ふん。まあ、毒が入ってねーかだけは気をつけろ。特に総悟が持ってきたもんはな」
「あ、沖田さんからは昨日、激辛の煎餅をいただきました」
「……あいつ、切腹だな」
土方は懐から煙草を取り出そうとして指を止め、彼女が手入れしたばかりの綺麗な廊下を見渡した。
「……まあ、その。実際、あんたが来てから屯所が見違えたよ。隊士たちの士気も、別の意味で上がっちまってるがな」
「土方さんのおかげです。居場所をくださって、本当に……」
「よせ。礼を言うのは俺の方だ。……ほら、その菓子、一つ寄こせ。マヨネーズかけて食ってやる」
「それは……せっかくの差し入れが台無しになっちゃいます」
クスクスと笑ういのりの表情には、もうあの時の怯えは微塵もなかった。
「……ったく。調子狂うぜ」
土方はぶっきらぼうに呟きながら、彼女の頭をポンと一度だけ優しく叩いた。