第10章 闇堕ち
数日後。
大輝は練習をサボり出した。
私は屋上で寝ている大輝の隣にずっと居る。
「雫、帰んぞ。」
そう言って帰り出そうとする始末。
最近の大輝との行為も、とても荒くなった。
名前を呼んでくれないようになり、好きという愛情表現も無くなった。そして避妊具もしなくなった。まるで私はただの大輝の性欲処理。そんな感じがものすごく出ていた。
私の家に帰った途端腕を引っ張られてベッドに連れていかれた。
ああ、今日もか。
今日も意味の無い行為が始まる。
大輝がキスをしてきた。
それに応じる。
前戯とか無しでいきなり入れてくる日もある。
でも今日はまだ指で鳴らしてくれるだけマシ。
「っは…はっ…っっ…」
苦しそうな顔をして思いっきり突いてくる大輝。
私は一体あなたの何?
彼女?それともただの性欲処理?それ以下なのかな。
なんてずっと思っている。
「…っっ…イクッ…はぁっ…はっ…は……風呂入るわ」
そう真顔で言って私の事なんてなにもケアなんてせずにお風呂に行く。
昔はもっと大丈夫か?とか悪い、やりすぎたとか言って笑う大輝が頭に浮かんで泣いてしまった。
(大輝っ…私の事もう好きじゃないの……?)