【SD】✱.˚‧º‧…俺の姉ちゃん‧…º·˚.✱【R指定】
第9章 ✱.˚‧º‧…陵南の仙道‧…º·˚.✱
その仙道がコートの中に入る前に、ギャラリー達を確認するように顔を動かしていた。
そして弓月を見つけると、ニッコリ笑って手を上げている。
なにした弓月。
何事だと思って弓月を見るが、流川同様視線すら合わせていない。
仙道のファンの目線も痛いが、本人はまるで気にしないで花道だけ見ていた。
すました顔で花道だけを見ている弓月の雰囲気が、異様に感じた。
それから再開した試合は、花道が試合に出ないものだから、流川と仙道が目立ってしょうがなかった。
流石の弓月も白熱している試合では黙ってその様子を見ていた。
花道が出る様になって、やっと弓月が俺らと一緒に騒ぎ始めた。
そこからの試合、俺たちは花道の見たことない姿を何度も見た。
昔から知っている花道は、知らない間にバスケのプレーが様になっていた。
やっぱり素人で、散々笑わせてもらったが、弓月は一切笑わずに、真剣に試合を見ていた。
弓月もまた、短距離走をやっているスポーツマンだから、 試合を見る目も真剣だったんだと思う。