第4章 過去の引力
「本っ当に、ごめんっ!」
悟さんがベッドの上で正座をし、私に向かって頭を下げている。
お互い下半身だけを露出したまま…。
結局、私の口の中で果てた悟さんは、その後――中出しをした。
「だ、大丈夫……」
大丈夫だよね?
性行為はしてもいいってことだったし、中出ししたとしても関係ないよね?
20歳の誕生日じゃなくても…。
「ほんとごめん…掻き出す。
ピルも飲まなきゃ…」
にじり寄って来た悟さんの指が中に入る。
水音を立てながら白濁が掻き出されていった。
ティッシュでソレを拭き取り丸める。
ただ、いつもと違う悟さんに、疑問が浮かんでいた。
「悟さん、次からは避妊しない?」
「ん、考えとく」
"考えとく"ってなんだ。
中出しはさすがに危ないでしょ…今、子供出来ても意味ない。
悟さんの為にならない。
「精子、全部飲んでくれて――嬉しかった。
僕のこと、ほんとに好きなんだね」
いきなりそんなことを言われて、顔が熱くなる。
だってもう、嫌じゃないから…悟さんだったら、舐めるのもえっちするのも好き。
「上と下、両方で飲んでくれたね!」
「なっ……〜〜ッ…ばかっ!」
なんか言い方が恥ずかしい。
なんでそんな幸せそうな顔で言うの…?
所有物…?
未だにガクガクする下半身を無視して、綺麗な唇に口付けた。