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「愛するヒト」

第1章 大事なもの


恋はうまくいかないの。だからいまは「オトモダチ」が一番大事なヒト。…いつかは変わるのかな?


「愛川らな~!学校行こ!」
親友のせいらと、男友達たちが家にピンポンをしに来てくれる。このメンツは小学校から変わっていない。
『まじやばい遅れる!でも前髪がぁ!』
前髪命のわたしは前髪を整えながら家を出る。
中学校の時とは違うミニスカートを履いた私とせいら。中学校までは膝下丈だったからミニスカで新鮮だ。
『まってせいら。おまえかわいい。天才』
「まって愛川らな。おまえもかわいい」
とか言いながら爆笑しながら歩いてると男子友達にすんごい引かれる。
『そんな目でみんなし!』「それな」
とか言いながら足をバシッと蹴ると蹴り返してくる。
『スカートめくれるやんサイテー!』
「需要ねぇだろ」
『はー?あるし!ねぇせいら』
「ないでしょ笑」
そんなことしてるとあっという間に登校時間ギリギリになってしまっていた。入学式は終わったけどまだまだ始まったばっかりだ。ここで遅れたら生徒指導のセンセーに目をつけられるから全員でダッシュした。みんな焦っているけど笑っている。
『青春だぁー!!』
「おまえ気が早すぎだよまだまだだよ!」

私はこの時間が小学校からずっと好き。変わらないでほしいなって思ってたの。

私にとっての『愛するヒト』の枠は「友達」だけに用意されてる。
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