• テキストサイズ

【呪術廻戦】呪いの嫁入

第8章 百鬼夜行の、その最中※


一度は静まりかけた部屋に、お互いの唾液が混ざり合う湿った音が再び響き渡る。

重なり合う唇から伝わる熱が、冷えかけていた私の体温をじりじりと引き上げてくれた。


「ん……ちゅ、んっ、」
「……、…っ」


キスの合間。

恵くんの胸元に預けていた私の手は、吸い寄せられるように下へと伸びる。

まだ完全には戻りきってはいないけれど、ほんの少し芯を残した暖かいモノに、おそるおそる指先を這わせた。


「っ……!!」


その瞬間、私の手首を恵くんの大きな手が強く掴んだ。

そのまま、ほんの少し芯の残るソレを包み込むようにして、私の手を上下に操作する。

ぐい、ぐい、と彼の手に引かれるまま、掌の中で形を変え、硬度を増していく質感。

その生々しい感触のせいで、お腹の奥底がきゅうっと切なく鳴いた。


「はっ……っ、そのまま、続けてろ、」
「は、はい…」


恵くんの手が離れ、補助を失った手。

大きな手の感触を思い出しながら、教え込まれたテンポをなぞるように、必死にその昂りを擦り続けた。


「っ……、は、…」
「…き、……きもちい?」


ふと問いかけると、恵くんは私の肩口に顔を沈めたまま、苦しげに首を縦に振った。


(……よかった。もっと、頑張らなきゃ)


そう意気込んだ、その時。


「え…………ひゃっ」


ドサリと布が擦れる音と共に、私の背中がシーツに触れた。

押し倒された。

そう気づいた時には恵くんの舌が私の首筋を這っていて、無意識に手が止まる。


「手、」
「ご、ごめんなさい…っ」


慌てて彼を擦る手を動かし始めると、恵くんの喉の奥で満足げな吐息が漏れた。
/ 243ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp