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君がいた常夏

第1章 初日


『(カムクラくんのだけ、好きなものと嫌いなものの記述が「なし」になってる……)。』
脳から直接好き嫌いを抽出するようなシステムなのに。アバターが作られる際、趣味趣向が把握できなかったんだろうか。
『まぁ、いいや。寝よ……。』
溜め息混じりに呟いて、ベッドサイドに電子生徒手帳を伏せる。
不安で眠れないような。むしろ気疲れして熟睡できるような。
何とも言えない気分でそのまま目を閉じた。










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