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【刀剣乱舞】顔が好き【R18/BL】
第7章 幽霊
それは、肥前忠広の声だった。
幻聴はそれきりで終わった。
しかし、肥前は荒い呼吸を隠せなかった。
——くそ。
頭の奥で、何かが叫んだ。
人斬りの刀だ。なんだって斬れる。
斬っちまえば、終わる。
妙な声も、胸糞悪い違和感も、全部、刀を振るえば消えるはずだ。
「……斬っちまえば、こんな妙な声も聞こえなくなるよな?」
吐き捨てた自分の声が、やけに冷たく響いた。
襖へ向かおうと、その一歩を踏み出した瞬間。
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