• テキストサイズ

【刀剣乱舞】顔が好き【R18/BL】

第7章 幽霊


 それは、肥前忠広の声だった。

 幻聴はそれきりで終わった。

 しかし、肥前は荒い呼吸を隠せなかった。


 ——くそ。
 頭の奥で、何かが叫んだ。

 人斬りの刀だ。なんだって斬れる。

 斬っちまえば、終わる。
 妙な声も、胸糞悪い違和感も、全部、刀を振るえば消えるはずだ。

「……斬っちまえば、こんな妙な声も聞こえなくなるよな?」

 吐き捨てた自分の声が、やけに冷たく響いた。

 襖へ向かおうと、その一歩を踏み出した瞬間。
/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp