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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第39章 スカートと青春


悠仁が慌てて動画を止めた
「あっ、ご、ごめん!」


「聞いてよ、紅海ちゃん!」
野薔薇が勢いよく机を叩く
「この人、勝手に私のスカート履いたの!」

フリーズしている紅海は肩をピクッと震わせた
『えっ』

「そのせいで私は、無実の罪で棘先輩ぶん殴っちゃった上に追い剥ぎしちゃったし!」
『えぇ!?どういう原理で!?』

紅海の目が丸くなる…
しかも、五条は悪びれず、はっはーとか笑っているのだ

『い、狗巻くん、大丈夫だったの……?
…あ、じゃない…野薔薇ちゃん大丈夫だった?』
「彼は大丈夫よ…」

野薔薇は腕を組む
「私も、ぶん殴って、クリーニング代何倍か請求して、チャラにしてあげたし」
「優しい」
虎杖が素直な感想で合いの手をいれた

「まぁ、次やったら殺すけどね」

「怖…」
前言撤回と虎杖がが小さく呟く

『えっと……』

紅海は五条を見る
五条は無邪気に笑っている
「いやぁ、盛り上がったよね」

『…………』
数秒、紅海の思考が止まる

『……えっと』

視線が五条へ、そして動画へ
もう一度、五条へ

『…………』

「紅海?どした?」
五条が首を傾げる…黒い目隠し越しでも紅海の異変に気付いた

「もしかして…」
少し笑いながら聞く
「引いちゃった?」
へらっと笑って見せる


『…………うん』
ものすごく正直に紅海は答えた…
『えっと、ごめん…ちょっと頭整理してくる』
そう言って、紅海は静かに教室を出ていった

パタン

扉が閉まる

「紅海ーーー!?」
五条が立ち上がる

「いや、普通は、あの反応でしょ?」
伏黒は真顔のまま言った

「恵まで!?」

「まぁ、今回は五条先生が悪いわよね?
昔の悪事がバレたってヤツ?」
野薔薇も即答する

「な、百パー悪いよな?」

「えぇー…」

悠仁だけが、無言で苦笑いを浮かべたのだった
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