第3章 【書字具現術】
書字具現術
【使用者】神ノ原 星良
【概要】
書いた文字通りのことを具現化・実行する。
【解説】
己の呪力を混ぜた墨で書いた文字を具現化・実行させることができる。呪力を混ぜた墨はインクや血液に置き換えることも可能。
あらかじめ呪符に認(したた)めておくことで、戦闘においての書字具現術の最大の弱点である『書く』という動作をなくした。
普段は腰のベルトに墨の入った壺と筆、小型の巻物や白紙の札を携帯しているが、書くものは巻物である必要はなく、壁や地面、床、書く場所がなければ手のひらや腕などでもいい。
術式を発動する対象に直接 書いた方が効果は大きい。
呪符自体は珍しいものではないが、星良の使うものは経文も密教の種子などもなく、必要に応じた文字のみが書かれた特徴的な札。
書いた時点で札には術式が刻まれているため、呪力を流せば術師本人でなく第三者でも発動は可能。
しかし、札に刻んだ術式にセキュリティーを施しておけば、術師本人、もしくは指定した人物以外は発動できなくなる。
星良が使う札は呪符、護符、霊符の三種類。
〈呪符〉呪いが込められた札。
〈護符〉加護の術が込められた札。この札を作るには正の呪力を使う。特定の条件下(攻撃を受けるときなど)で自動的に発動する。
〈霊符〉霊媒と書かれた札で、神仏や神霊を降ろすために使用。札を作るときだけでなく、発動にも正の呪力を使うため、誰にでも使うことはできない。
星良の使う反転術式は術式に依存しており、条件さえ整っていれば、困難な欠損部位の復元なども可能。
呪言と同じで、強い文字を使うには相応の呪力を消費する。しかし、呪符などに一度 認(したた)めてしまえば、発動にかかる呪力量はそれほど多くない。
天与呪縛として『陰陽術式』を差し引かれており、書字具現術を高出力で行使できる。