第7章 迷宮 ーアモンー
ア(ぉぃ…おい!聞こえておるか?)
レイ(え!?誰!?)
私が周りをキョロキョロ見ているとアモンが自らを指で示して自分だとアピールしていた
レイ(これはアモンの声?)
ア(その通りじゃ。ところでお主は上の世界から来た者じゃな?)
レイ(え!?あなた私たちの世界を知っているの!?)
ア(あぁ。じゃがお主の住んでいた世界がどんなとこかは知らん。存在と少しの知識があるぐらいじゃがな)
そう言って髭を撫でてソワソワしていた
ア(お主の中の力はこの世界のモノとは異なっとるし、なによりお主の中に眠っとる者は上の世界のとある王国に仕えていたはずじゃ)
私は驚きを隠せなかった
・・・私の住んでいた世界を知っているだけじゃなくて私の中に眠るミカエルのことも知っているみたいだ