第3章 鏡の中
『あぁ、やっとお目覚めになられたのですね、ここは鏡の中です』
私は声のした方に振り向いた
そこには、純白のローブのようなものに身を包んだ少女とも少年ともとることのできない姿の背に白い翼を持った子がいた
・・・あぁ、この子を知っている。私の大切な…
主「……ミカエル…?」
私は首に下げているネックレスを握りしめた
『えぇ、左様でございます。我が主よ』
ミカエルは嬉しそうに微笑みながら私の前に跪いた
『ようやく貴方様にお会い出来た…!
いきなりで申し訳ございませんが記憶はどれほどお戻りですか?』