第7章 迷宮 ーアモンー
・・・アリババって時々なんだか弱そう?んー女々しい?時があるなぁ
ヒヤシンスの時はカッコよかったのに…。私が自然と力を貸せるぐらい何か惹きつけるモノを感じたのになぁ……
あぁ、私が実はある国の王族だなんて言ったら2人は私への態度が変わっちゃうかな……
私は何を考えてるの…?
私は自分の中の心の変化に戸惑った。
2人とずっと一緒にいたいという気持ちと、私はここにいるべきではないという気持ち
……そして、私が2人に真実を話すことのできないことに対する気持ち
・・・私の過去をちゃんと話せるときがきたらいいな
アラ「なにをぼうっとしているんだい?」
アリ「おい、レイ!置いてっちまうぞ!!」
私は待って〜!と言いながら2人を追いかけた
そして数刻前、私たちがいた場所に新たな来訪者…挑戦者が来ていたことに私達はまだ気づいていない