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稀人 ~異国の姫~

第6章 砂漠ヒヤシンス




レイ「なっ!!助けなきゃ!」



私が女の子の方に行こうとしたら…




主人「何をしているんだ!さっさと酒を運ばぬかぁ!!
あいつはエサを喰ってる時はなにもしてこん!今のうちに酒を運べ!!」



私の腕をつかんで、汚い唾を撒き散らしながら叫んできた


・・・…ふざけるな…!人の命をなんだと思っているの……!



主人「お前にも娘の賠償金は払ってやるから早く働け!!」



あいつは女の子の母親らしき人に対してそう言った



レイ「……黙れ、よ……。お金なんかで人の命の代わりなんかにならない!!‼︎」



私はとっさにフィルを発動させてデブ(主人)を弾き飛ばした


主人「なんだっ!!?」



私は吹き飛ばしたデブを無視して女の子の方へ駆けた




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