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稀人 ~異国の姫~

第5章 町に出かけたら…





アリ「おい、アラジン!いきなり危ないことはすんな!」

アラ「僕はあんなことが正しいとは思えないよ」



アラジンはアリババの目をまっすぐに見て言った



レイ「私もアラジンの行動は悪くないと思う。人な人を支配するなんて許されない」



私もアラジンと同じようにアリババを見つめた



アリ「はぁ、俺だってあんな事が正しいとは思えねぇよ…。だかな、世界はこう出来てんだ….。俺たちには世界を変えるほどの力なんかもってねぇ」


そう言って悔しそうに拳を強く握りしめた





アリ「しかし、あの主人に見つかった時ように武器を持ってた方がいいな」



そう言って私とアラジンにナイフを一本ずつ差し出した



アリ「一応持っとけ、使えなくても何もなしよりは良いはずだろ?」

レイ「ねぇ、私が元軍人だってこと忘れてる?結構強いんだよ?
でも、ナイフありがとう。武器の有るのと無いのでは差が大きいからね」



そう言って私はナイフを翻した



アリ「そういや、そう言ってたなー!」


・・・もしや忘れてた?



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