第17章 冒険へ -ザガン-
レイ「なんで、このネックレスからマナ結晶が溢れてくるの?」
・・・何が起きてるの?
私がポツリと独り言を漏らした時今までに溢れた結晶が集まり一つの画面のようになった。
そして、私がこの世界に来て直ぐと思われる絵が浮かび上がった。
それはある一軒の扉の前だった。
それからその街での出来事、迷宮での出来事、煌帝国での出来事、バルバットでの出来事、と点々と1枚の絵のようになり浮かび一瞬で消えていくを繰り返していった。
その中にアリババやアラジン、モルジアナにジュダルが出てきた。
レイ「…ぇ、これ 私の記憶…?」
そう言った直後、その画面は元の結晶になりサァァっと消えてなくなった。
私はこの不思議な現象に呆然と空を見ていた。
そしてふと思いネックレスをひっくり返してみた。
するとそこには、
『Une jolie fille. Notre chose de trésor.
Ilu』
(可愛い娘。私達の宝
イル)
*文と日本語があってるかは不明です(ーー;)
という文字か浮き出ていた。
レイ「っ、父様…」
・・・こんなメッセージが隠されてたなんて知らなかった。
このネックレス何か秘密が隠されてるの?
私はネックレスを見つめながらそう思った。
そしてこれが父様から貰ったものならミカエルだったら何か知っているのではないかと考えた。
しかしミカエルと私は今会話を繋げる事ができない。
私はその方法を考えたが今までできなかった事を今考えて直ぐにできるようになることはまず無いと思い、さっきの絵からダンジョンの情報のところを思い浮かべながらこれからの冒険に備えることに集中した。