第5章 町に出かけたら…
……ジャラジャラ……
レイ「ぇ……?鎖の音……」
私はこの音の聞こえる方へ振り向いた
そこには果物を籠いっぱいにもった赤い髪の少女がいた
・・・気のせい?
そう思った矢先、足元を見ると
レイ「鎖…なんで…!」
アリ「あれは…奴隷の鎖だ…….。」
私にそう教えてアリババは苦しそうに顔をしかめた
少女は私たちに鎖を見られたことを恥じて足を隠したときに果物をこぼしてしまった
それに気づいたその子の主人らしき人がその少女を痛めつけた
・・・この国でも、奴隷制度があるの…….?
人が人を支配するなんて正しいはずなんて無いのに…