第14章 ーバルバッドー 戦い
私は刀を地面から抜いて手の中に戻した。
そしてシンドバッドさん達の元に駆け戻った。
モル「レイさん!あいつを倒したんですね!!すごいです!」
レイ「いや、逃げられた…。
もとから本体ではなかったんだけど本体に繋がる手掛かりすらもつかめなかったの…ごめんね。
…でも、魂だけはとりもどせた」
・・・まだ完全にあいつを潰したわけじゃない。でも、何も守れなかったわけじゃない
そういいながらキサラギが居た場所に目を向ければキサラギに取り込まれていた魂が解放されて行くところが目に映った。
シン「そうか…。しかし一旦危機は去ったんだ、今はそれで良しとしよう」
・・ルフが人々の元に向かっていく
ジャ「そうですね。とりあえず今はアラジン達の元に戻りましょう。
黒いジンの気配も無くなっていますし向こうも勝負は着いているのでしょう」
レイ「ええ、そうです…ね……」
私はジャーファルさんに同意をしようと声を出したがそのまま身体がゆっくり傾いていった。
バタン
モル「レイさん!!どうしたんですか!!?」
シン「一体どうしたんだ!?マスルールとりあえずレイをゆっくり寝かせられるところまで運ぶぞ!」
マス「了解ッス」
こうして私はマスルールさんに担がれ皆の元に戻った。
しかし、すごい熱にうなされ私は数日間目を覚まさなかった。