第12章 バルバットに平和を
レイ(案外やることは簡単なんだね、でも私の本来の姿ってなに?)
『それは、貴女がまだフィズナにいた頃に1度だけ死にかけた時にみせた紅い髪に紅い眼の姿のことです。
あまり良い方法ではないと申し上げたのはこちらに関係があります。
死にかけずにあの姿になるには私が貴女に貴女が1番トラウマとしている経験をもう一度体験して頂かないとなりません…。
主、その覚悟がおありですか?』
レイ(ある!今を守るために過去の記憶に囚われたりしない!!
それに、今なら、トラウマの記憶を受け止められる)
『わかりました。今からで良いのですね?』
レイ(少し待って、モルジアナに言うから)
レイ「モルジアナ、今ミカエルに緋の契約について教えて貰った。
私は今からそれを解くために少しここに留まる。
だからモルジアナは先に行って皆を助けて上げて!
私も直ぐに後を追うから!
…でも、封印を解くのにモルジアナの助けが必要なの、その時力を貸してくれる?」
モル「わかりました!勿論ですよ!
私に出来ることなら幾らでもします!
先に行って待ってます!」
モルジアナは先にアリババ達の方に向った
レイ(ミカエル、もういいよ。やって)
・・・私のトラウマ、きっと国が滅んだ時のことだ…
『体感時間は長く感じますが、現実では一瞬の出来事ですので。それでは』
ミカエルのこの一言を最後に私の頭に映像が流れてきた