第8章 黒のマギ
ジュ「なに?俺の魔法が打ち消されただと…?!」
・・気は失ってるみたいだな…しかし今のは一体なんだったんだ?
…一瞬だが殺られると思った…
ま、ちょうどいいから今から紅炎のとこにでも連れて行くか!
よっと、という感じで私をヒョイっと肩に担いでジュダルは部屋を後にした
ジュ「おーい!紅炎いるかー!」
バンッと書庫らしき部屋の扉をジュダルが思いっきり蹴り開けた
そこには何かの書物を読んでいる男性がいた
紅炎「なんだ、騒々しい。
ん?お前が担いでいるそいつは誰だ?」
ジュ「ああ、こいつは俺が第7迷宮に行った時に見つけたんだぜ!
しかもマギじゃないくせにルフの加護を受けてんだよ」
まるで新しいおもちゃを見つけたとでも言うように話しながら私を近くのソファーに横たえた