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淫夢売ります

第66章   レ・ナンフ・ラスィーヴ


☆☆☆
いつものように、羽飾りのついた黒の仮面を身につけ、私はバル・マスケのピエス(公開スペース)にあるソファに座っていた。隣にはもうすっかりおなじみになった狐の仮面の男、ファイが足を組んで私の肩に腕をかけていた。

「おや、今日もやってますねぇ・・・セルヴァたちは」

ピエスの中央付近、女王様よろしく腰を掛けている白銀の仮面の女性リュネールと、赤い仮面のタキシード姿の男デュークに見つめられながら、セルヴァとピスケスが『着替え』をしていた。二人は同じデザインの頭をすっぽりと覆う感じの真っ黒い革の仮面を付けていた。

おそらくわざとなのだろう。セルヴァもピスケスもことさらゆっくりドレスを脱いでいく。そして、下着を外し、全裸の姿で一度、リュネールとデュークにひざまずいて頭を垂れる。二人の頭にそっとリュネールが手を置くと、ピスケスはリュネールの、セルヴァはデュークの股間ににじり寄り、そこに鼻をこすりつけるようにする。

満足気に微笑む二人がもう一度二人の頭をぽんと叩くと、それが合図なのかリュネールとデュークの下着をそっと脱がし、まるで子猫のように性器に舌を這わせていた。

特に、スレンダーな体型、きめ細やかな肌の持ち主のセルヴァが、その繊細な指先でデュークの陰茎を握り、さすりながら、赤い舌を亀頭に這わせるその姿は私の胸をドキドキとさせた。

「おや、トワノンも・・・興奮してきましたか?」
見透かすように言うファイの言葉。少し前まではこの言葉ひとつにも動揺していたが、今は素直に頷くことができた。
「ええ・・・ええ・・・すごい・・セルヴァ・・・美味しそうに・・・舐めてるって・・・」
「私はトワノンにもお願いしたいんですけど?」
くいっと顔をファイの方に向けられ、そのまま口づけをされる。くちゅりと口の中で舌が絡み合うとろけるようなキス。

「少し趣向を凝らしましょうか?」

ファイが傍らにあるカクテルグラスに注がれている薄青く光る不思議な色合いのお酒を一口口に含むと、そのまままた口づけをしてきた。とろりと、少し冷たくて苦みのある液体が口の中に流れ込んでくる。そのままファイの唾液とともに飲み下すと、お腹の中がほわっと温かくなってきた。
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