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淫夢売ります

第63章   レ・スクラーヴ


【レ・スクラーヴ:奴隷】

あの日から私はまるで魔法にかかったかのように、毎晩、カードを胸に抱いて眠った。もちろん、夢の中でなされた『契約』など何の効力もないことは百も承知だった。しかし、そうしなければいけない・・・いや、もう言い訳できない・・・私自身が『そうしたい』と思ってしまっていたのだ。

夢の中でいつも私はセルヴァとなる。
必ずあの二人は私を迎え入れてくれるのだ。

最初は戸惑っていたが、すぐに二人に対する『基本の奉仕』を覚え込まされてしまった。
私がバル・マスケに到着すると、まずリュネールかデュークを探す。
リュネールに会ったときは、そのその出会いがどこであろうと、「ただいま戻りましたリュネール様・・・今日もわたくしの躾をお願いします」とひざまずいて言うのだ。そして、彼女が差し出した手の甲にキスをして、その見ている前で、着ていたドレスを脱ぎ捨て、奴隷の衣装・・・上下分離可能な例の革製のビスチェに着替えをした。

大抵、リュネールは入口に入ってすぐのバーカウンターに座ってカクテルグラスを傾けていることが多かったので、私は普通にお酒を飲んでいるだけの『客』の前で、艶めかしく腰を振りながらビスチェへの着替えをすることになる。最初はもちろん恥ずかしかったが、『この場で着替えるのよ』という有無を言わせないリュネールの言葉に逆らうことなどできなかった。そして、この着替え自体が、すぐに私にとっての快感に変わっていってしまったことを、私は認めざるをえなかった。

「あれ?あの子、お着替えしながらお股ヌルヌルにしているよ」
バーカウンターでお酒を飲みながら、白いうさぎの仮面をつけた小柄な女の子が、隣の黒猫の仮面をつけた男に言っているのが聞こえる。
「彼女はセルヴァと言うんだと・・・リュネールたちの新しい『奴隷』らしい」
「へえ・・・みんなが見ている前でお着替えしてるだけでイッちゃうとか・・・すご、エロッ!」
そうだな・・・ははは
ふふふ・・・

それはわざと大きな声で言っているのではないかと思うほどだった。
だが、こんなふうにどんな命令にも逆らえないで痴態を晒す自分を見られれば見られるほど私の身体のうちは否応なく高ぶり、触れてもいないのにたらたらと愛液が溢れてしまうのだ。
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