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淫夢売ります

第8章   もしも私が・・・


☆☆☆
目が覚めた。いつもの家の天井。カーテンからは朝の光が注いでいる。

なにか、良い夢を見たような気がする。
いつもより、気持ちがよい。
こころなしか、身体も軽い。

体を起こし、ベッドから降りて立ち上がる。
すぐに違和感に気づいた。
いつもより、視線が高いのである。

「え?どういう・・・」

こと?と言おうとして、最後まで言葉が続かなかった。
自分の声とは思えない、低い声。
とっさに手を喉に当てると、そこにコリッとした膨らみを感じる。

それに、こんなふうに手を持ってくれば、いつもは感じるはずの自分の胸の感触がない。
その手を胸に当てると、異常に平たい。

なに?何が起こっているの?

混乱する。そして、部屋にある姿見に自分の姿を映してみて、更に驚く。

私はもともとは肩を超すロングヘアーだ。それがショートと言うにはショートすぎるほどの髪型になっている。顔や肩の骨格がしっかりしているようだ。胸がなく、なにより、背が高くなっている。

身体のあちこちを触ってみると、体全体が筋張っていて堅い。
そして、最後に、股間に手を持っていくと、

!!

そこには、女性にはありえない器官が存在しているのがパジャマ越しでもわかった。
保健体育とかで一定の知識はあったし、ちいさい頃は父親のものも見ていた。

これ・・・って・・・おちんちん?

ここまで来ると認めざるを得ない。
自分の体が男性のそれになっているということを。

「うそ・・・」

そして、すぐに枕の下を確認する。

「カードがない・・・」

確かに眠る前にはここに入れたはずなのに。モルフェのカードがないのである。
そうか・・・

「これ・・・これが夢なのね・・・」

こんなにリアルで感触もあり、意識もはっきりしているけど、これはきっと夢なのだ。
だったら・・・私の・・・

『これがあなたの欲望ですよ』

ユメノの言葉が頭をよぎる。そうだ・・・これが私が望んだことだ。
クローゼットを開けると、そこには男物の服があった。ついでに言えば、パジャマの下も男性の下着を身に着けていた。

私は手早く着替えると、一階に降りる。
父と母、そして、妹がすでに食卓についていた。
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