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淫夢売ります

第39章   知らない夢


☆☆☆
カランカラン・・・
お客さんがひとり帰っていった。
いや、正確には二人かな?

「ん?今の客は、何も買ってかなかったのか?」
ちょうどお昼時で、モルフェの奥で食事を取らせていたカグラが顔を出した。ああ、そうか、最後に『お代はいただきません』って言っていたのが聞こえたのか。

カグラが私の手元を見る。
私の手元には裏面が赤のカードがあった。
『草原に立つ扉を開こうとしている女性』のカード・・・

「なんだ、カード買っていったんじゃないか」
「そうね、ただ、夢占いはできなかったのよ・・・どうしても、夢を話せないんですって」
「君の力をもってしてもダメだなんて」

カグラは不審そうな顔をする。
応えるようにその顔を見上げたユメノの黒いウィジャの瞳がぬらりと光った。

「あまりないケースよ。理論的にはあり得るけど・・・私も実際に見るのは初めて。一体、あの子、どうなるのかしら?」

そう・・・確か、あの子の名前は・・・
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