• テキストサイズ

淫夢売ります

第39章   知らない夢


その時はわからなかった。もしかしたらこれが性感かも、とすら思った。
しかし、今、大知の指が私の体の深奥に触れようとしたとき、はっきりと分かった。

これは・・・この感触は・・・
嫌悪感だ。

「イヤ!」
私は思わず彼を押しのけていた。
大知は目を白黒させていた。私はバスローブの前をかき合せるようにして、彼と反対方向に身体を背けた。言いようのない嫌悪感が私の身体を貫いた。

「どうして・・・?」
大知は半ば呆然と言うが、私にもわからなかった。
言いようのない、説明できない嫌悪感が私の身体を貫くように走ったのだ。

なんで?どうして?
私にもわからなかった。
大知は優しかった。何も悪くなかった。
嫌なことはひとつもなかった。

でも・・・だけど・・・。

身体が、彼を拒否している。
そうとしか言いようがなかった。
私の頭は、すっかり混乱していた。

なので、「ごめんなさい」と彼に言うのが精一杯だった。

ふっと彼の力が抜けるような感じが伝わってきた。
「いいよ」
そして、そう言ってくれた。

その夜は、互いに下着を身につけて、ダブルのベッドで、できるだけ小さくなって眠りにつくことになった。
/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp