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天狐あやかし秘譚

第2章 禍福糾纆(かふくきゅうぼく)


同時に、左の乳首を指でそっと転がされる。あ・・・そ・・・それもいい・・。

最初の警戒心はどこへやら、この時点で、私はすっかりダリの指技にどっぷりハマってきてしまっていた。

「こちらも、舐めてほしいか?」
ぴん、左の乳首をわざと弾くようにダリが言う。細い目を更に細めて、舌なめずりをしながら私を見る。ああ・・・その舌で、そっちも・・・

頭の中にピンクの霧が立ち込めたようになっていた私は、言われるがままにコクリと頷いてしまっていた。

「ならば、そのように、お主の口で申すがよい」

え?だって、喋れない・・・と思ったが、さっきから甘い声が出っぱなしなのに気づき、最初の術がとっくに切れていることを悟る。

「ん?それとも、こちらは、これだけでよいか?」
クリクリと指で乳首をいじられる。・・・あ!ダメ・・・そんな・・・。でも・・・

舐めて・・・なんて、恥ずかしくて言えないよお。

「何じゃ、言わぬのか?我は天狐・・・古の神は言葉により契りを交わす。主が『愛せ』と申したので我はここに来られたのじゃ」

ダリの顔が耳元に近づく。長い髪が私の肌に落ちる。くすぐったくて、それすら気持ちがいい。

「求めが、我と主をつなぐのじゃ。言葉にして、求めよ・・・」

甘い声、頭がボーッとする。
その間も、クリクリと乳首が指で刺激され、ピリッピリッとした柔らかい刺激が身体を走り抜けている。ああ・・・もっと・・・もっと欲しい・・・。

「もっと・・・な・・・めて・・」

かあっと顔が紅潮する。こんなこと・・・こんなこと言ったことないのに・・・。

ダリが満足気に笑う。その笑みがまた美しく、ゾクリとする。舌を長く出し、唇を舐める様子がたまらなく淫らだ。

「主の求め・・・いただくとしよう」

そのまま、乳首に顔をおとす。

「はああっ♡」

左の乳首にぬるりとした感触があったかとおもうと、チュッと軽く吸われたり、舌で優しく転がされる。右のおっぱいをしたからそっともみあげられながら、左の乳首や乳輪を舌で優しく舐め取られ、経験したことのない性感にゾクゾクと身体が打ち震える。

「ふあああ・・・」

自然と太ももをぎゅっとしてしまう。そうしないと、体の奥から何かが溢れてきてしまいそうになる。

「主・・・可愛らしいのぉ」
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