• テキストサイズ

天狐あやかし秘譚

第57章 猪突猛進(ちょとつもうしん)


「バカ!近づくな!!」

しかし、颯馬はそのまま疱瘡神の方に向けて突っ走り、それに向かって手を伸ばす
そして、下半身をほぼ結晶化され、身動きが取れなくなった疱瘡神もまた、颯馬に向かって手を差し伸べていた。

「真白ぉ!!」

颯馬が手を伸ばし、真白の手を掴む。二人は互いを引き合い、そのまま固く抱きしめあった。

「兄様・・・」

ピキキキキ・・・

術が完遂し、二人は共に水晶の柱に封じ込められていく。

ちっ・・・
それが、お前の望みかよ・・・!

俺は歯噛みをした。なんや、結局、こちとら、誰も救えてないやんけ。

「結・・・」

水晶の柱の完成を見て、俺は最後の呪言を奏上した。
/ 733ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp