第47章 病入膏肓(びょうにゅうこうこう)
「んで?あっこにあるのは間違いない?」
「そうですね・・・領巾の霊力探知の結果です。巧妙に隠されていましたが、完全に痕跡を消すことは難しいですからね。念の為、土門様にも確認しましたが、卜占でもそう出ているそうなのでまず間違いないかと」
設楽が真面目な口調で説明する。おもんないんだよね、こいつ、などと心の中で毒づくが、まあしょうがない。
「んじゃ、いっちょ、行きますかね」
土御門、瀬良、設楽の三人は眼下に広がる島根県の小村、中類村に向かって瀬良が運転する車で山道を下り始めた。