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天狐あやかし秘譚

第5章 夢幻泡影(むげんほうよう)


ぎく・・・もしやなにかエッチなことをしようとか?
若干身構えてしまう。もしここで、ダリにエッチに迫られたら・・・、こ・・・断れないかも。

「服を脱いで、裸身で抱き合おうぞ」

ええええ!!!
は・・・裸で!?

「ぜ・・・全部?」
「そうじゃ」
「だ・・・ダリも?」
「当然じゃ」

いやああ!!東北旅行の時、確かにいっぱいイカされちゃったし、エッチなことされちゃっていたけど、裸じゃなかったから!
た・・・確かにアソコはペロペロされちゃったけど・・・。

ううう・・・はず・・恥ずかしいよぉ・・・。

「なんじゃ?嫌なのか?ならば・・・仕方ないな・・・」
くすりといたずらっぽく笑って、身体を引き離そうとする。
私が、こ・・・怖がっているのを分かって・・・こいつ・・こいつ!!!

ダメ、今・・・ひとりになったら・・・こ・・・怖いよ!!
キュッとダリの着物の裾を掴む。

「ん?なんじゃ?・・・綾音?どうした?」
ニヤニヤとこっちを見ている。ダリの背後で尻尾がピッコピッコ嬉しそうに跳ねている。心がウキウキなのがまるわかりだ。
クイッと顎を持ち上げられる。ダリがその切れ長の目で見つめてくる。
「綾音は・・・どうしたいのじゃ?」

ううう・・・あくまで、私に言わせようと・・・。
顔が真っ赤になるのを感じる。ううう・・・く・・・悔しいけど・・。

「・・・てください」

「ん??」

「一緒に・・・寝てください・・・」
「ほほう・・・。我は服を着たままでは、寝ないぞ?」

あうう・・・そこまで言わせる気か!?
ええい、もうどうにでもなれ!

「一緒に裸で寝てください!!!」
「主の求め、確かに受け取ったぞ」
曲がり神を一刀両断したときのような笑みを漏らす。

ダリが私のナイティに手をかけて脱がそうとするので、さすがにそれは振り切った。
「あ・・・あっち向いててよ」
乙女の恥じらい。せめて・・・。
互いに背中合わせになり、服を脱ぐ。私の背後でシュルシュルとダリが着物を脱ぐ衣擦れの音が聞こえる。そう言えば、ダリの半裸は見たことがあったけど・・・全裸は・・・?
自分も上と下を脱ぎ、最後、ショーツに手をかける。
若干の躊躇。でも、しょうがない・・・これはしょうがないことなの、と自分に言い聞かせ、一気に脱ぐ。
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