第40章 一意専心(いちいせんしん)
☆☆☆
ほう、と玉置はため息をついた。長い、長い話だった。
ずっと言えなかったのかもしれない。一息に彼女は話して聞かせてくれた。
「だからさ・・・あの木にはずっとあそこにいてほしいだ」
玉置は少し顔を上げて、遠くを見るような目をした。
ああ・・・そうか・・・。そうだったんだ。
『私』は得心した。
得心して、そして、どうすればいいかが分かった。
「『神様』に会いたいですか?」
尋ねた。
あなたは、会わなくてはいけない。
そして、選ぶのだ。大事な、大事な選択をする必要がある。