• テキストサイズ

天狐あやかし秘譚

第30章 形影相弔(けいえいそうちょう)


☆☆☆
「主ら、何者だ?」

綾音が風呂に入ってしまい、暇を持て余して肘枕で横になっていただりの背後に、女が二人立っていた。浴衣姿で胸を開けている点は宝生前のところと同じだった。こちらはふたりとも同じ顔立ちをしている。どうやら双子のようだ。
ただ、髪型が異なっており、一人はポニーテール、一人はおろしていた。やや丸顔でふたりとも柔らかな曲線を描く、女性らしい良いプロポーションの持ち主だった。

「私達、何でもお揃いが良いの」
「いつも、二人ではんぶんこ・・・」
「だから」
「そう・・・だから・・・」
「「あなたのことも、二人でいただくわ」」

ダリは片目を開き、二人を一瞥する。
「主ら・・・我を求めるというのか?」

「あら、あなた、変わった喋り方」
ポニーテールが言う。
「私、こういうちょっと変わった人、好き。姉さんは?」
ストレートヘアが言う。
「私も大好きよ・・・あなたが好きなもの、私が嫌いなわけないじゃない」

ポニーテールがダリの上に覆いかぶさってくる。ストレートが、ダリのズボンを下ろしにかかる。

「楽しみましょう」
「いっぱい、愛してくださいな」

二人は蠱惑的な笑みを浮かべた。
/ 475ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp