第26章 一陽来復(いちようらいふく)
そうだ、ぱぱもままもいない、真っ暗なところで私は一人だった。
怖い・・・怖いよ・・・。
涙が溢れてきて、私はしゃくりあげるように泣いていた。ぱぱとままが私をサンドイッチするみたいにぎゅっと抱っこしてくれた。
「私・・・私・・・お迎えに行かなきゃって」
やっと言葉が出た。そう、あの人を迎えに行きたかった。
でも、誰かが行っちゃダメって言って、それでぱぱが来て、ままが来て・・・。
「でも、本当は・・・いなかった・・・」
黒い影が、あの人のふりをしていたんだと、今になってわかった。
私は、しばらくぱぱの腕の中で泣きじゃくっていた。