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天狐あやかし秘譚

第3章 秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)


☆☆☆
宿に戻り、食事をする。シャワーを浴びて、やっと少し落ち着いた。

ちなみに、ダリはある程度自由に見た目を変えられるようで、今は尻尾もなければ耳もない。ついでに言えば服装も私がネットで「これ!」と指定した格好、紺色の半袖ポロシャツに白茶のチノパンという出で立ちだ。髪の毛もウルフカットっぽい感じになっている。
この格好だと、単なるイケメンだ。

ビジネスホテルの一室、小さな机に向き合って座り、私はビールを、ダリには日本酒を呑ませる。お神酒みたいなもんだから、コレでいいと思ったのだけど・・・どうだったかな?

ちなみに、ダリは特に食事する必要がないらしく、何も食べてはいなかった。

「我は天狐。そうさの・・・もうかれこれ2000年以上は生きておる。」
ダリの身の上話。初っ端からビビった。2000歳以上?!なにそれ。

「今日、お主が見たのは曲がり神、土着の神であり、祀るものがいなくなったことで魔に堕ちた元神だ・・・おそらくはタタラ神であろうな」
「それを、なんで、ダリが退治してるの?」
そういう退魔師的な?
「お主との逢瀬を邪魔されたからな。我は主を愛さねばならん・・・」
え?単に邪魔だから、切った的な?
通り魔かよ。

「そ・・・そもそも、なんで私の前に?」
「主が願ったじゃろうて」
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