第106章 貪愛瞋憎(どんないしんぞう)
その首に十和子が腕を回す。そして貪るように男の唇を吸った。くちゅくちゅと舌を差し入れて、男の舌をなぞり、絡ませ、たっぷりと唾液を注ぎ込む。
唇を離すと、つつーっと粘っこい唾液が糸を引き、中空で切れて垂れた。少し口の端についた唾液を十和子は親指で拭う。
「あなたと二人きりになりたかったのよ・・・?」
男性の腕を自らの豊かな胸に導く。先程のキスで口が半開きになったままの男性は、その胸の感触を感じ、ゴクリとまたひとつ息を呑んだ。
女は口を耳元に寄せて、そっと囁く。
「もっと・・・人のいないところに・・・ほら、あっちの茂み・・・私、もう、こんなになっちゃってるのよ・・・」
男の手をゆっくりとスカートの中に、その奥へと導く。
!?
女性の部分がしっとりと湿っているのが、下着越しにも分かり、男性は目を見開いた。
ふふ・・・ね?お願い・・・
あなたのを・・・頂戴・・・
十和子が立ち上がり、男性の手を引く。男は熱病に浮かされたようにふらりと立ち上がって、導かれるがままに歩き出していた。
そう・・・そのまま・・・そのままいらっしゃい・・・
私を愉しませて
そして、そして・・・空腹も満たしてちょうだい・・・
ふふふ
ふふふ・・・・
暗がりへ、公園の陰に、人の目の届かない闇へと誘っていく。そのまま男を公園の茂みの中、太い木に押し付けるようにすると、ズボンの股間部分に顔を近づけ、大きく息を吸う。
「はあ♡・・・すごいわ・・・ここ・・・もうこんなにオスの臭いがする・・・ほら、わかるでしょう?」
グリグリと指でズボンの一点を擦り上げる。男のそこは、すでに大きく張り出している。その中では、十和子の言う通り、ペニスがすでに固く隆起しており、鈴口からは彼女の色香によって興奮した男の先走りが滲んで下着にシミを作っていた。
十和子は大きく口を開けてズボンの上からペニスを咥えようとする。まるで口で直接その形を確かめようとしているかのようだった。
「はあぁ・・・すごい匂い・・・男の人の・・・これ・・・これ頂戴・・・ほら、早く・・・早く脱いじゃいなさい・・・」
鼻や頬で服の上からそこを刺激され、男の息はますます荒くなっていく。震える手でガチャガチャとベルトを外すとズボンの前を開けた。十和子はそこに手をかけ、一気にパンツもろとも脱がしてしまう。
