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天狐あやかし秘譚

第102章 能鷹隠爪(のうよういんそう)


☆☆☆
「おら!とっとと歩け!」

月明かりの中、首輪に紐をつけられ、全裸で肩から上着をかけられただけの姿で、私は歩かされていた。鴻上に歩くように言われるが、思うように身体は動かない。なぜなら、このときの私の姿は、後ろ手に縛られたまま、乳首にはニップルカップ、お尻にはアナルスティック、膣にはバイブレーターを咥えこまされたままだったから。ただでさえ、30分以上この状態でイキ狂わされた上で、それらの淫具の動きは止められていない。その状態で一歩、歩けば、そのたびに振動でまた軽い絶頂に達してしまう。

歩ける・・・わけない・・・

そう思うのだが、逆らうことなどとてもできない。鴻上に言われるがままくいくいと首輪の紐を引かれ、歩かされていた。私の前には、同じようにほぼ裸の姿で歩かされている女性たちがいた。その中には、写真で見た坂本愛理の姿もある。

『船に移動する』

そう言っていた。船に乗ってさえしまえば、そのままUAEまでノンストップ、そうも言っていた。

ダメ・・・このままじゃ・・・

そうは思うのだが、何度も、何度も体の奥から突き上げてくる絶頂が、思考を曇らせ、反抗する気力を悉くくじく。何かを考えても、すぐに快楽への欲求がそれを上書きし、セックスのことしか考えられなくなる。

『すぐに、淫らにちんぽを求める性奴隷にしてやるよ』

鴻上が言った通り、私達は、中世の奴隷船に乗せられる性奴よろしく、夜の街を屈辱的な姿で歩かされ続けていたのだった。

助けて・・・誰か・・・たす・・・

そう思っても、私は彼らの思うがままに、愛液を垂れ流しながら、歩くことしかできなかった。
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