• テキストサイズ

天狐あやかし秘譚

第12章 甜言蜜語(てんげんみつご)


唇を閉じたまま、押し付けてくるような優しいキス。
自然と目を閉じてしまう。そうすると、唇にだけ意識が行き、なおさらキスの感覚を強く感じる。

「んあ♡」

肩を抱いていた彼の手が胸に降りてくる。指先が私の乳首を撫で、さすり、軽く摘んできた。甘く痺れるような感じが胸から背筋に走ってくる。

声が出たことで少し開いた唇をダリの舌が舐めてくる。優しい舌の刺激でゾクゾクとしてしまう。そして、そのまま口の中にダリが舌を挿れてくる。

「ふう・・んん・・じゅぶ・・・はあ・・ふぐぅ」

口の中でダリの舌が私の舌に絡みついてくる。こんなキス、ダリとが初めてだ。キスだけで、こんなに体中がとろけるように感じてしまう。どんどん溶かされてしまう。

いつもは、『求めよ』とか言ってくるくせに、今日は焦らしてこない。それが私を更に、更に安心させ、体も心もとろかしていく。

なにこれ?なんで今日、こんなに優しいの?

気のせいかも知れないし、勘違いかもしれないけど、なんとなく『感謝』の気持ちを感じる。もしかして、さっき言っていたこと?

『守られるのは、1000年ぶりだ』

そうか・・・ダリは強い。強いからこそ、常に守る側なんだ。
だからか・・・だとしたら、それは・・・。

「あん・・いや・・・♡」

唇を吸われたままダリが体勢を変える。向き合うようになり、今度は私の陰裂に指を這わしてきた。湿った声が溢れてしまう。

「責任・・・と言ったな?」
ふわっと身体が抱えられ、風呂の端に座らされる。いつの間にか、岩場にわらで編んだような柔らかな座布団のようなものが置かれているので、お尻が痛いこともない。

そのまま、ダリが私の秘唇に舌を這わせてくる。
もしかして・・・責任て・・・
私が想像したとおりなら、超恥ずかしい。ダリは、ダリは・・・。

「ここを我の口で清めてやろう・・・我の責任じゃからな」

やっぱり!!
ちょっと漏らしちゃったときにしていたが、それを口で綺麗にしてやろうって・・・。それ、責任と違う!
/ 475ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp