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【刀剣乱舞】逃げてもいいですか?【完結】

第7章 一途


「……やっと……やっと、終わりだ……」
 かすれた声だった。

 それを最後に、鶴丸国永は、糸が切れた人形のように崩れ落ちた。

 雪の上に倒れ込む身体は、驚くほど軽そうに見え、私は反射的に駆け出しかけた。

「来るな!」
 鋭い声が放たれた。豊前さんだった。

 足が止まる。

 視線の先で、三日月さんが静かに鶴丸を抱き起こしていた。

 そのときだった。
 鶴丸国永が、ゆっくりと、目を開いた。

 血走っていたはずの瞳は、澄んでいた。

 あの狂気も、歪みも、そこにはない。

(あぁ、本物の鶴丸さんだ)
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