第4章 探偵ごっこ
鶴丸国永は、前の審神者の恋人だった…?!?!
たしかに、審神者と刀剣男士が恋愛関係になる例があるとは聞いてはいたが、まさか、この本丸がその当事者だったなんて。
「鶴丸さん、彼女が失踪してから余程ショックだったのか、部屋に篭もりがちになってしまって……
君も見ただろうけど、あの覇気のなさにあの顔色だからねえ。みんな心配しているんだ」
あの人形のように血色が悪かった顔も、「あの人を救ってくれ」と頼んできたのも、恋人のことを思ってだったのか。なんだか泣きそうになってしまう。
「彼は今は第一部隊の隊員なんだけど、昔は加州くんと2振りで、本丸に来た刀の教育係も担ってたから、僕なんかはお世話になってねえ。あんな様子の彼を見るのははじめてさ」
にっかりさんはかつてを懐かしむように言ったあと、悲しげに目を伏せた。
その時だった。バーンと勢いよく、広間の扉が開け放たれた。