第4章 探偵ごっこ
(やばい、早々にこれが事情聴取なのがバレそう……なんて誤魔化せば……)
次の言葉を必死に考える。
広間を沈黙が支配する。三日月さんだけは我関せずと言わんばかりにオムライスを食べている…いや、近侍の貴方から説明してくれてもいいじゃん??状況分かってる??
静寂を切り裂いたのは薬研藤四郎だった。
「三日月に事情を聞いたんだろう?
三日月があんたのことを信用して教えたんなら、俺たちはその判断に従うまでだ。隠すことでもないしな」
あっけらかんと言い放った彼が救世主のように見えた。
そう言えば、よく考えたら三日月さんも他には口止めしてある情報があると教えてくれただけで、この事情聴取自体を秘密にしろなんて言ってなかった。なんだ、私が勝手に思い込んでいただけか。
意を決して告げる。
「私は……この本丸で起きた真実を知りたいと思っています。前の審神者さんの…失踪の原因が分からないと、私もみなさんも安心して引き継ぎなんて出来ませんから。
いなくなった日のこと、それ以降に感じた違和感などがあったら教えてほしいです」
私の言葉を聞くと、刀剣男士たちは思い思いに考え込む素振りを見せた。
さあ、事情聴取のはじまりだ。