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【刀剣乱舞】逃げてもいいですか?【完結】

第4章 探偵ごっこ


 今、この場に不在なのは、食事を取りに行ってくれた加州清光を除けば、鶴丸国永、大包平、山鳥毛、江雪左文字……それと山姥切国広か。

 山姥切国広…まだ眠っているのかな…私の手入れが不完全だったのだろうか…

「薬研、そういえばあの後の国広の様子はどうだ?」
 三日月さんがちょうど私の心を代弁するかのように、薬研に質問した。


「いまだに目覚めないな…俺も昼時に空腹だったもんで、ちょうど通りかかった大包平に見張りを頼んできたから、今の状態は分からないんだが」
そう言って、彼は肩を竦めた。

「見たところ、手入れは完璧に済んでいるように見えるのになかなか目覚めない…これじゃ山姥どころか眠り姫だ」
薬研藤四郎はカラカラと笑った。

 事前に兄貴肌の刀剣男士と知ってはいたが、見た目の儚さとのギャップに声には出さず驚いてしまう。

 三日月さんはそんな私をちらりと一瞥して微笑むと、場をまとめる。


「ふむ、まだ目覚めんか。大包平はあれで気が利くからな。何かあったら報告してくれるだろう。しばらくはあやつに任せよう」

「そうですね」

 私も頷く。先程から無言を貫く山姥切長義を含め、他の男士も異論はないようだった。
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