悪役令嬢に転生したけど推しが中の人だった件について
第1章 目が覚めたら
(ちょっと待って。まずは整理しよう。冷静に、冷静に……)
私は脳内で、ゲームの構造を思い出す。
ここが薔薇と罪の舞踏会の世界として、舞台は、魔法と貴族制度が共存する王国の名門学園と、王宮舞踏会。
プレイヤーは庶民出身のヒロイン、アメリア・ブランシュになって、5人の攻略対象と恋を育むのが目的。
1人は推しであるルシアン・ヴァルモン公爵。
属性魔法は氷。
王国最年少の公爵。冷静沈着で完璧主義。
魔法と剣術の両方に秀で、王族からの信頼も厚い。
その容姿端麗眉目秀麗さで貴族令嬢から人気が高いが、
またの名を『氷の公爵』と呼ばれるほど、クール。
王国最年少の公爵だが、そのせいで貴族連でも敵が多い。
冷静沈着で完璧主義。
魔法と剣術の両方に秀で、王族からの信頼も厚い。
攻略はルシアンと、舞踏会で踊る『氷の誓約ルート』
そして残りの攻略対象は
炎のレオン・クロード。
属性魔法は炎。
性格:熱血・庶民派・正義感が強い。
王国に忠誠を違う熱血騎士一族の出身。
貴族でありながら庶民寄り。
魔法学校の騎士科首席で庶民派。
攻略の鍵は共に戦う姿勢と、舞踏会での“庶民的な踊り”
攻略は『庶民改革ルート』
そして次は
ノエル・アルベリッヒ
魔法属性は雷。理論魔法の天才。
学園の首席。感情表現が苦手な理論派。
魔法と学問一筋のと言えばき声はいいが、ちょっと変わり者。無感情・理論派だが、実際は人間関係に疎い。
舞踏会は人間観察目的に現れるが、踊りは苦手。
攻略は知的な会話と舞踏会での”理論を超える感情の揺らぎ゛『共鳴と感情ルート』
そして最後は従兄弟である
ユリウス・ローゼン
属性魔法は風。
ヴァイオレットとは幼少期は仲が良かったが、幼少期優しかったヴァイオレットが成長するにつれ、わがまま傲慢令嬢になってしまい疎遠に。
成績トップクラスで生徒会会長。
性格は物腰が柔らかく、優雅で気品があるが、気に入らない人には皮肉も飛ばす。
過去になにかあったらしく、傷を抱えてるちょっとミステリアス。
王宮舞踏会では、常に完璧なパートナーとして名を馳せる。
攻略は過去の記憶と、舞踏会での“心の距離を縮める一歩”
『私の兄・世界改変ルート』
あとは、誰も選ばない”自我覚醒゛で『世界改変ルート』