第4章 残る想いと結ぶ誓い
「…ほんま、すぐイくさかい体力使わんでええ子や。何度もやるん、しんどいからな。」
「っ頼んでーっ。」
仁美が声を出した瞬間に直哉の唇が声ごと吸い付いた。
「っんーっ…あ……っ。」
再び直哉の手が腰を上下させると、唇の隙間から漏れる仁美の声が甘い声色に変わる。
ちゅっちゅっと何度もキスをして、仁美の中に擦ると、直哉からも熱い息が混ざるようになる。
「あっ…直哉…っうちっ…うち変やっ…っ!」
直哉のモノがどこに触れれば気持ちいいのか。
それを探るように腰が動いては、自分で直哉のモノを擦っていた。
「……俺もええ感じや。そのまま、上手いこと動いとき。」
直哉の手が離れても動いている腰に、直哉は仁美の体を強く掴んだ。
「ああっ直哉っ…うち…うちもうっ…っ!」
しかし先に達してしまったのは仁美の方で、仁美の体は強く強張り腰の動きが止まった。
「ーまだや、仁美。」
直哉は仁美の体を反転されると湯の縁に仁美を寝かせた。