第3章 神様ありがとう
「そういえば、町にいたときブツブツ言いながらキョロキョロしてたけど…」
しまった…。
仕事…。
初日から遅刻なんて…やってしまった…と、近くにあった枕を抱え込み項垂れる。
『私、今日から仕事で!仕事場が分からなかったので…それで…迷子に…』
「そういうことか…。体調が大丈夫なら私送っていくけど?」
これ以上迷惑をかけては…人としてどうなのだろうか!
『そんな!あの大丈夫です。それでしたら…上忍待機所の行き方だけ教えて頂けませんか?』
「ん~?待機所が仕事場?君、忍?」
オーマイガー…。
「カカシ先生!どうしたの?」
「火影様が来てほしいってさ。ところで、何してたのよ?」
「この人…って、まだ名前も聞いてなかった。」
神様…私…
この世界にいたら…あと何回倒れたら良いのでしょう?
『う、太巻…瑠璃……
ありがとうございます……』
「え!!ちょ!嘘また!?」
カカシ先生…
銀髪が麗しいです…。
本物は…漫画の数億倍かっこよくて…
本当…
ありがとうございます…。
本日2度目の気絶だった。