第5章 5話
「うん。わかった。…私もたいちゃんのこと大事な親友だと思ってるから」
「ありがとう。俺も愛してるよ。2人とも」
コーヒーをセットしながらそんな風に言うと
「あ、、赤くなってないです!やだ、、和さん。たいちゃんと電話中」
なんかいちゃいちゃしだしてる二宮家
「わざと言ったでしょ。秋ちゃん」
「あれ。バレました?和さん近くで聞いてんだろうなって思って。つい。」
いつの間にか電話口が和さんに変わってて
簡単におはよう。と挨拶を交わす
「んふふ。今日は見逃してあげるけど。あんまりいじめちゃダメよ?」
「はは。わかってますよ。それは和さんの仕事ですもんね」
「あら。さすが」
嫁いじりも大概に。
と言いたいところだけど
相手があの(ゆり)じゃぁねー
「あー。でも。秋ちゃん」
「はい。」
「ほどほどにね」
また同じこと言われて
思わず苦笑い
「ありがとうございます。心配してくれて」
出来上がったコーヒーを2つのカップに注ぐ
「まぁ、でも。ふらふらしてないっす。今は」
「……そう」
なんか前に話したこととかで察してくれてそうな和さん
「はい。……て事で。姫起こしに行くんで」
そう言って電話を切って
コーヒー持って寝室へ行くとつーちゃんはちょうど起き上がったみたい
「あ、起きた?はよぉ」
ベッドに座って頭を撫でる
「コーヒー淹れたよ。飲む?」
サイドテーブルに置いてた淹れたてのコーヒーを渡す
「おはよ。ありがと」
少しフーフーと冷ましてから飲む姿にさえ愛おしさを感じてて
あー。
完全に落ち切ってるなと
改めて確信した
それからは
つーちゃんは見事なバーストモード突入で
机に齧り付くつーちゃんに時折かまって貰ったり
でも邪魔しちゃいけないから
ジム行って筋トレして
家事だけやって
睡眠時間と飲食と
あと