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いいれんれん〜2人の距離〜

第3章 3話





次の日は


なんかつーちゃんに会ったらダメな気がして


このままだともっと酷くしちゃいそうな



危険な感情





ちょうど仕事も夜中までだったし


そう思って


二宮家へ





玄関には小さめないつもゆりが仕事で履く靴があって



大好きな親友が久々にいる事にちょっと嬉しくなる



流石に寝てるだろし、朝会えっかな

早く顔見たい


あ、でも夜中だし

和さんと会うのもきっと久々だろうし



もしかして取り込み中かな?


そんな予想をするけど静かだったからリビングへ向かう



ささっとシャワー浴びて


腹減ったなー


なんか作るかなとか考えてたら冷蔵庫にゆりの作ったであろうつまみセットがいくつかあって


あー。これも久々だなって
なんか嬉しくて



離れ離れの時にお願いしてたお土産の酒がいくつかあったからそれをロックで飲みながら
キッチンで立ち食いしてて



そこそこ飲んでたら



「あ、お帰りなさい」
ゆりが起きてきた





「ただいま。起こしちゃった?」


「んーん。喉乾いちゃって」
冷蔵庫からペットボトルを取りごくごくその場で飲むゆり


「あ、つまみ食いしてる。それどう?」
新作なのかそんな風に言われて

「おぅ。どっちも上手いよ。それよりさ」
最後の一口を煽り洗い物を始めながら思わずニヤつく


「ちゃんと言えたの?寂しかったって」
以前のテレビ電話の時に言ってた(寂しい)って言葉

多分ゆりの性格上その場では言わない

けど和さんから、ゆりと電話したなんて聞いちゃったからさ


少しはそういうの伝えられる様になったのかな?って思って聞いてみた

「へ?………あ」
苦笑いするゆり






これは…




また言わなかったな




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