第2章 2話
「うーん。……したいよ?そりゃ。」
全欲望を誤魔化しながら握ってた手を口まで持っていきちゅっ。とリップ音を鳴らして口付ける
「今すぐつーちゃんの中に入れたいし、どろどろに甘やかしたい」
ばっ。と振り向いて俺を見るつーちゃん
「でもね?ここ風呂だし。ゴムないしね?あとはー。」
ニコッと笑いながら今度は指先をはむはむ咥えるようにして指で遊ぶ
「まだもうちょっとつーちゃんと風呂浸かってたいなって。久々でしょ?風呂。ちゃんと身体休めて?このまま寝ちゃっても俺がなんとかするから」
そう言って更に引き寄せて胸板にゆっくり頭を乗せるように誘導する
そしたら
目を閉じて
手を握り返してくれて
「本当にありがとう。大変助かってます」
ちょっと舌ったらずになるつーちゃん
寝かけてる?
「先生のお役にたつならいつでも来るよ」
「もうずっと居てもらいたいくらいだよ」
え
思わず一瞬フリーズする
「……本気?」
一応確認してみて
「うん。秋くんいると気持ちいいか、ら」
そう言ってつーちゃんは眠りの世界に入っていった
寝ちゃったから引き上げて色々ケアとかしてあげるの大変だったけど
なんかやっぱり楽しくて
何しても起きないつーちゃんにちょっと心配にもなったりして
この人寝込み襲われて中出しとかされても気づかなそうだよな
とか
どっか拉致されてもなんかそこでもこんな感じなのかなとか
色々いらない心配したりして
髪を乾かしながら
さっきのつーちゃんの言葉を思い返す
ずっと。か。
生まれてこの方
割とおひとり様満喫してて
本当の家族は今日本に居ないし
(両親離婚して母親は海外結婚して全然会ってない。こういうので悠とちょっと親近感)
別に特に孤独とか感じた事なかったけど
ずっと居てほしいって
素直に嬉しいよね