第2章 2話
つーちゃんとのあれこれからまたちょっと経って
何でかつーちゃんからは全く連絡がなくて
その間にちょくちょく飲みに繰り出すも
そんなお誘いもあったけど
なんかのらりくらりと避けてて
痺れを切らして電話してみた
「…はーい」
「え、風邪引いてる?」
第一声がガラガラ声で、一瞬間違ったかと思ってスマホ画面確認したけど
ちゃんとつーちゃんの名前で
「あれ、、、秋くん?」
俺だと気付いて声かけられるもずっとしゃがれてる声
「大丈夫?声やばくない?」
あまりの声で思わず心配する
「大丈夫。机にへばりついて寝てただけ」
は?
そんなことあんの?
「それって大丈夫って言えるの?」
思わず想像しながら苦笑いを浮かべる
「あー。やばい寝過ぎた」
力なくそんな事を言うつーちゃん
あ、だんだん声戻ってきたわ
「忙しいのか」
「そうなの。もうご飯作る暇もトイレ休憩ももったいなくて」
「いや、トイレは行けよ………そんなに忙しいなら何か差し入れでも持って行こうか?」
なんか、屍化してるつーちゃんがほっとけなくてそう言うと
「……なにで徳を積んだんだろう」
「は?」
またわけわかんない事言ってたけど、とりあえず後30分くらいで行くわ。と返事を済ませて電話を切った
あの様子だと、飯もまともに食って無さそうだよな
なんか適当に買ってくか。と思い道中で買い物を済ませてつーちゃん家に向かう