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いいれんれん〜2人の距離〜

第5章 5話



その後は


二件目に行ったりなんかして









「ところでさ。……どうなの?そっちは」
なんのこと?と首を傾げるゆりにフッ。と笑って


「和さんと。まぁ、いつも通りなのはわかってはいるんだけど」

ここ最近で

2人もなんか色々あったっぽいし


和さんにフォローも頼まれてるから



なんとなく聞いてしまう



「………ふふっ。


うん。

いつも通り、、かな?」

アンニュイな雰囲気で言われて



「…そう。」


「たいちゃんって。…………やっぱりなんでもない」

「なんだよ」
なんか拗ねたのがおかしかったのか笑ってて

「ふふっ。…たいちゃんはどうなのかな?って。ちょっと思ったんだけど。………でもいいの。話したくないならそれで」


そういえば


この人もそれなりに察しちゃう人だったな


「あー。……そっか。



まぁ、話したくないわけじゃないんだよ。




なんか新しい感情とか色々あって。」


「うん。」
優しく微笑んでくるゆりを見つめて


思わず困った様な



そんな顔をしてしまう




「多分。好きなんだよねって。…でもさ、ほら。俺って自由にふらふらしてるだろ?

今だけじゃない?とか。


あとは、、まぁ。これはあんまりゆりには言えないかも」


あの人は溶けちゃうよね。って以前和さんに言われた言葉を思い出して


思わず飲み込む




「え?………そっか。

なんかわからないけど。たいちゃんが話したくなったら聞くからね?




でも。そっかぁ……ふふっ」


今度は嬉しそうにしてて

俺が首を傾げる番




「たいちゃんも………見つかるといいね。1番安心できる場所」


和さんを思い浮かべてるのか



甘い顔してて



「会いたくなっちゃったの?」

「えっ?、、、そんな顔してた?」
ほっぺに手を当てて少し慌てるゆり


「してたしてた。…そろそろ帰る?」


そうだね。とお会計を済ませて



2人でタクシーに乗り込む




「………さっきの話だけどさ。俺にとって今1番安心できる場所は二宮家だから」


つーちゃんとは




安心というより



その保証が出来ないくらいには激しい事しちゃってるし



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